2012年5月17日 (木)

仮想日本一周徒歩旅行(北海道編 その68)

 仮想旅行は、北海道日高郡新ひだか町です。

 二十間道路は、1903年に新冠御料牧場を視察する皇族の行啓道路として作られたものです。新冠御料牧場は現在、農林水産省家畜改良センター新冠牧場となっています。

 道路の幅が二十間(約36m)あることからこの名前で呼ばれるようになり、延長は約8kmもあります。

 1916年には当時の牧場の職員が3年の歳月をかけてエゾヤマザクラなどを道路の両側に植えました。現在では桜の季節になると3000本の桜が咲き誇り、日本一の桜並木といってもよい雄大な景観を見せてくれます。直線約7kmに渡って桜が咲き誇るスケールは他の場所では見ることができません。 牧場へと続く脇道もまた素晴らしく、約300mに渡って道の両側の桜がまるでトンネルのようになっており、「花のトンネル」と呼ばれています。

 日本道百選やさくら名所百選にも選ばれており、毎年5月には、この桜の美しさを味わおうと毎年20万人の人々が詰め掛けます。

  

    5月10日~17日の歩行距離 37.1km

    通算歩行距離 8,125.3km【1332日目】でした。

2012年5月13日 (日)

映画感想 フライトプラン

 2005年のアメリカ映画。

 旅客機設計士のカイルは、夫を突然の転落死で亡くし失意の中、6歳の娘ジュリアとベルリンからニューヨークへ帰郷の途につきます。夫の棺と共に乗り込んだのは、カイルが設計した最新鋭旅客機E-474でした。

 離陸してしばらくすると、カイルは眠ってしまいます。そして、目を覚ますと隣にいたはずのジュリアがいません。

 カイルは機内を探し回りますが、乗員・乗客共にジュリアを見たという者はいません。さらにジュリアの搭乗記録もありませんでした。

 密室の旅客機内で娘が姿を消し、しかも誰も見た者がいない。とてもミステリアスな設定で、期待感を大きくしながら前半は見入ってしまいました。

 娘を連れていたのは、夫の亡くしたショックから生じた錯覚だったのかとも想像しました。

 ジョディ・フォスターは、「パニック・ルーム」同様、娘を守るために戦う強い母親を好演していました。  

 後半になると事件の真相が次第に分かってきます。前半の期待が膨らんだワクワク・ドキドキとは裏腹に、何ともお粗末な事件でした。

 綿密に立てた計画であることをほのめかす真犯人の台詞がありますが、自分が勝手に完璧な計画だと思い込んでいただけで、途中まで偶然が重なって、たまたまうまくいったとしか考えられません。

 そういう訳で、後半は残念ながら完全に失速でした。

 

    映画感想 目次へ戻る。

2012年5月10日 (木)

仮想日本一周徒歩旅行(北海道編 その67)

 仮想旅行は、北海道浦河郡浦河町です。

 浦河町は、軽種馬生産が盛んで、昔から馬との関わりが深い町です。

 町づくりのテーマが「丘と海のまきば浦河町」であったり、観光のキャッチフレーズが「サラブレッド観光と乗馬のまち」であったりと馬による町おこしを進めています。

 優駿の里公園や乗馬公園といったハード面の整備はもちろんのこと、毎年夏に開かれる馬フェスタなどイベントも盛りだくさんです。

 そして沢山の牧場があり競走馬が生産されています。

 競走馬のふるさと案内所では、引退した競走馬や見学できる牧場などの情報を発信しています。

 マナーを守って、見学を受け入れてくれている牧場に迷惑のかからないように見学したいものです。

 

    5月7日~9日の歩行距離 22.2km

    通算歩行距離 8,088.2km【1324日目】でした。

2012年5月 6日 (日)

仮想日本一周徒歩旅行(北海道編 その66)

 仮想旅行は、北海道様似郡様似町です。

 アポイ岳ジオパークは、橄欖岩からなる山や渓谷、特殊な土壌に生息する高山植物群落、海岸の特殊な地形といった貴重で豊かな自然からなる「大地の公園」です。

 中核をなすアポイ岳は、約1300万年前に北米プレートとユーラシアプレートがぶつかって地殻の下のマントルの一部が突き上げられてできたとされています。そのため、地球の内部のマントルの様子がよく分かる新鮮な橄欖岩が広がっているのです。

 プレートがぶつかった場所、マグマが冷えてできた岩石、南の海から運ばれてきた岩石といった地殻変動の現場であり世界的に大変貴重です。

 また、アポイ岳は特殊な土壌と気象、地理的な環境により、比較的標高が低いにも関わらず高山植物が見られます。ヒダカソウなどの固有の植物が生息しており、高山植物群落は国の天然記念物に指定されています。他にも固有種のカタツムリ「アポイマイマイ」や、国内ではここだけでしか見られない蝶「ヒメチャマダラセセリ」や絶滅危惧種である「エゾナキウサギ」などの貴重で多彩な生態系が残されているのも特徴です。 

 さらに、様似海岸には、親子岩、ソビラ岩、エンルム岬などの奇岩が続き、風光明媚な景観を形作っています。

 

    5月1日~6日の歩行距離 25.6km

    通算歩行距離 8,066.0km【1321日目】でした。

2012年4月30日 (月)

仮想日本一周徒歩旅行(北海道編 その65)

 仮想旅行は、北海道幌泉郡えりも町です。

 襟裳岬は、日高山脈の先端が太平洋に沈みこんでいる位置にあり、1年中強い風が吹きつけます。1年のうち300日は強い風が吹くとも言われるほどです。そして、黒潮が岩礁で砕け散る様子はとても豪快です。

 岬の沖では丁度、親潮と黒潮が交錯し、暖流と寒流が入り混じるため沢山の魚が群れており、世界有数の漁場となっています。

 また、暖流と寒流がぶつかることから霧が発生しやすいことでも有名です。

 岬の先端から連る大小の岩礁には、約200~400頭のゼニガタアザラシが棲んでおり日本最大の生息地になっています。肉眼ではアザラシの様子を見ることができませんが、岬を一望できる風のテーマ館る「風の館」に備え付けられている望遠鏡を覗くとゼニガタアザラシの様子を観察することができます。

 またシーカヤックでのアザラシウォッチングも行われており、観光で人気となっています。波間から顔を出したり、岩場の上で昼寝しているアザラシの様子を見ることができます。レクチャーがあり、ガイドも同行してくれるので初心者でも安心して参加できます。

 夏場はアザラシの毛が生え変わるシーズンです。生え変わりを促進させるため岩場に上陸することが多いので、季節的にも観察するにはベストシーズンです。

 

   4月23日~30日の歩行距離 48.7km

   通算歩行距離 8,040.4km【1315日目】でした。

2012年4月22日 (日)

仮想日本一周徒歩旅行(北海道編 その64)

 仮想旅行は、北海道広尾郡広尾町です。

 広尾町の北のはずれにあるシーサイドパーク広尾は、かつて水族館、遊園地、レストハウス、海洋博物館、オートキャンプ場がそろったレジャー施設でした。

 1988年には40万人もの来場者でにぎわいましたが、1990年代になると来場者は減少し始め、その後は激減。 2005年11月3日を最後に水族館が閉鎖されました。

 今では、オートキャンプ場や水遊びができる「海辺のふれあい広場」、パークゴルフ場、全天候型テニスコート、海洋博物館がメインとなっています。

 この中で人気は、オートキャンプ場です。アウトドアを楽しむ多くの人々が訪れます。シーズンは6月~9月までですが、やはり夏休み期間中がキャンプには最適です。

 シーサイドパークの入り口周辺は、オオバナノエンレイソウの群生地があり、規模は国内最大です。花が咲くのは5月中旬から6月上旬となっています。林の中に一面に白い花が咲きます。

 このオオバナのエンレイソウは、花を咲かせるまで10年以上もかかります。寿命も50年以上あります。長い年月をかけて花を咲かせる姿を一目みておきたいです。

 

    4月18日~22日の歩行距離 30.4km

    通算歩行距離 7,991.7km【1307日目】でした。

2012年4月21日 (土)

映画感想 ツーリスト

 2010年のアメリカ映画。

 エリーズは、国際指名手配されているアレキサンダー・ピアースの恋人です。ピアースは、マフィアから大金を盗んで行方が分からなくなっていました。

 エリーズは、ピアースから「8時22分リヨン発の列車に乗って、僕の体型に似た男を捜せ」という手紙を受け取ります。

 指示通りに列車に乗ったエリーズは、アメリカ人ツーリストのフランクに声をかけます。2人は夫婦と偽って、ヴェネチアの高級ホテルに宿泊します。

 旅先で美しい女性に声をかけられて、一緒にホテルに泊まることになったラッキーなフランクですが、そこから事件に巻き込まれていくという2時間物のサスペンスドラマみたいな内容です。

 ヴェネチアの街をきれいに紹介しているかのような撮り方も、どこかのロケ地とタイアップしているサスペンスドラマみたいです。

 全体的には少々物足りなさが否めません。オチは、途中で「もしかしたら!」と思ったとおりだったし・・・・・

 アクションとしても、サスペンスとしても中途半端だったのが、物足りなさの原因だったように思います。ただBGMについては、サスペンスのハラハラ感を出していて、こちらの方はいい感じでした。

 

    映画感想 目次へ戻る。

2012年4月18日 (水)

仮想日本一周徒歩旅行(北海道編 その63)

 仮想旅行は、北海道中川郡幕別町です。

 1969年7月に、幕別町忠類晩成の農道工事の現場でナウマン象の化石が偶然発見されました。ナウマン象の化石が見つかったのは国内で2例目のことです。なお、このナウマン象が生息していたのは約12万年前とされています。

 それから発掘調査が3回行われ、全骨格の約80%にあたる化石が発掘されました。

 このように1頭分に近い骨が発見されるのは大変珍しいことで、世界初のことです。つまり、それまで全世界どこにも全身骨格の標本はなかったということです。このとき発掘された骨格は多数複製されて国内はもちろんのこと、海外の博物館にも展示されています。

 全身骨格の化石発見のニュースは全国に伝わり、当時人口3千人だった村に全国から1万人以上の関係者や見学者が訪れることになります。

 化石が発見された現場には、記念碑と発掘のされた状況を模型にしたパネルが展示されています。

 そのほかにも「ナウマン温泉」や「ナウマン饅頭」など「ナウマン」を冠したものが多数あり、ナウマン象による町おこしが図られています。

  

    4月11日~17日の歩行距離 43.5km

    通算歩行距離 7,961.3km【1302日目】でした。

2012年4月16日 (月)

映画感想 チェンジリング

 2008年のアメリカ映画。

 1928年のロサンゼルスで、クリスティンの息子ウォルターが行方不明になります。クリスティンは捜索願を警察に出しますが、5ヵ月後に警察が見つけてきた少年は全くの別人でした。

 クリスティンは警察に別人だと説明しますが、全く取り合ってもらえません。挙句の果てにクリスティンは精神病院に送られてしまいます。

 この映画は、実際にあった事件を基にした話です。

 見つかった少年が息子でないことを誰も信じてくれないというミステリアスな展開ですがショッキングな事実が明らかになります。

 当時のロス警察の体質はひどいものです。警察のいうことを聞かない者は精神病と決め付けられ、精神病院に送られ、病院では拷問のような仕打ちが行われます。

 そんな実態が明らかになるだけでもショッキングですが、さらに凄惨な大量殺人の事実が明らかになります。

 クリスティン役は、アンジェリーナ・ジョリー。「トゥームレイダー」に代表されるようなセクシーで派手な印象とは全く逆の、地味でか細い中にも芯の強い女性を演じます。

 息子が生きていることを健気に最後まで信じ続けるクリスティンの強さは感動的でした。 

 

    映画感想 目次へ戻る。

2012年4月12日 (木)

映画感想 クライマーズ・ハイ

 2008年の日本映画。

 1985年8月12日。群馬県の御巣鷹山にJAL123便が墜落します。乗員乗客520名の死者を出す大惨事でした。

 群馬県の地方新聞社、北関東新聞社では一匹狼の遊軍記者、悠木が全権デスクに任命されます。悠木は、県警担当の佐山たちを現場に急行させて大事故の紙面づくりに取り掛かります。

 北関東新聞社は架空の新聞社ですが、日航機墜落事故当時の模様がリアルに再現されていました。もう30年近く前になりますが、当時の記憶が甦ってきます。

 様々な葛藤を乗り越えながら新聞記者にとって紙面づくりは正に戦いです。社内に渦巻く複雑な人間関係が芸達者な出演者により緊張感、臨場感を高められて物語の中へグイグイと引き込まれていきました。2時間20分の長さは全く感じません。

 上司の顔色を伺うことなく、自分の信念に従って突っ走っていく悠木の姿には憧れます。ただ、周囲との摩擦は相当なものでしょう。気弱な者には到底、真似のできない生き方です。

 残念だったのは、息子との確執の描き方が薄かったので、岩に打ち込まれたハーケンのエピソードやラストシーンから訴えてくるものが弱かったところです。ロッククライミングなど現在の悠木のシーンが活かされていないような気がしました。いっその事、1985年8月だけの話にしたほうがよかったとではないでしょうか。

 また、新鮮に感じたのは、当時の取材に出た記者たちが会社と連絡を取るときの苦労です。旅館などで電話を借りるなどしていましたが、携帯で簡単に連絡を獲れる現在から見ると時の流れを感じます。ただその分、今の方が言葉や情報に対する気持ち、思いといったものが軽くなっているのではないかと思いました。 

 

    映画感想 目次へ戻る。